こんにちは。フリースクール流山スタッフのはらのです。

「子どもが学校に行けなくなった」
「日中ひとりにできず、仕事を続けられなくなった」
そんな声を、私たちは何度も聞いてきました。

実際に、不登校の子を持つ家庭では、4人に1人の保護者が離職や休職を経験していると言われています(Yahoo!ニュース)。そして、8割近くの家庭で仕事に影響が出ていて、収入が減ったというケースも多くあります(東洋経済)。

それだけではありません。中には「自分が壊れそう」と感じてしまうほど、精神的に追い詰められている保護者もいます。
実際、産経新聞の調査では、2割が離職、そして1割近くが「死にたい」と感じたと答えています。

でも、どうか一人で抱え込まないでください。
学校以外にも、「子どもが安心して過ごせる場所」があるんです。


フリースクールという選択肢

私たちが運営するフリースクールには、学校に行きづらくなった子どもたちが通っています。

最初は緊張していた子も、少しずつ自分のペースで過ごせるようになり、ある日こんなことを言ってくれました。

「ここなら自分らしくいられる」
「また明日も来ていい?」

通い続けるうちに、子どもたちの中には「自分からやりたいことを提案してくるようになる」子も出てきます。
これはまさに「自分の意思を出す力」が育ってきた証拠なんです。

さらに、分析結果(多様な学びプロジェクト調査事業居場所の価値見える化調査報告書)でもわかっているのですが、こうした“居場所に通う体験”は子どもたちの自己肯定感や社会性にもプラスの影響を与えてくれます。

  • 笑顔が増えた
  • 他の子と自然に関われるようになった
  • 興味関心が広がり外出が増えた

……そんな変化が、フリースクールに通う子どもたちの中で起きています。

日中、子どもが安心して過ごせる場所に通うことで親の方の職場復帰が叶うケースもあります。


保護者が安心して働き続けるために:補助金というサポート

「フリースクールって高いんじゃない?」
「通わせたいけど、経済的に難しい…」

そう思っている方に、ぜひ知っていただきたいのが、一部自治体で提供されている補助金・助成金制度です。

内容は地域によって異なりますが、たとえば

  • 月額の利用料の一部を負担
  • 通学交通費の補助
  • 給食代わりの昼食費の補助 など…

制度をうまく活用すれば、月々の費用負担がかなり軽減されるケースもあります。
こちらの記事では、全国の自治体ごとの補助情報がまとまっていますので、ぜひご覧ください。

フリースクール利用補助金 自治体一覧

子どもがフリースクール等の施設に通っている家庭に対して、各自治体で補助金が始まっています! 自治体により、金額や要件は様々ですが、おおむね、月1万~2万円程度の…

記事の中から、千葉県と東京都の補助について紹介します。

千葉県の場合

千葉県は「千葉県教育機会確保条例」という条例ができ、令和7年度は様々な自治体でフリースクール助成がはじまっています。(2025/5/4)

松戸市/広報まつど 「フリースクールなどを利用する不登校児童生徒の利用料の一部を支援(1学期)」

「長期欠席の児童・生徒および私立小・中学校就学者等への昼食費を支援(1学期)」

https://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/matsudo_kouhou/kouhou/kouhou2025/20250315.files/20250315_web.pdf

市原市/令和6年度 フリースクールへ通う交通費に関する補助金について

https://www.city.ichihara.chiba.jp/article?articleId=660609099507e7636d5aa9be

東京都の場合

昨年度、フリースクール流山でも補助金認定された子どもが通ってきていました。

東京都では、都からの補助と、区単位での補助の両方があります。都の補助との重複が可能な場合もあるため、補助金額も多いです。月額・定額制となっています。

  • 東京都/東京都フリースクール等利用者支援事業

https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2024/06/14/14.html

  • 荒川区/フリースクール等を利用する児童生徒への支援

https://www.city.arakawa.tokyo.jp/a050/kyouiku-seishounen/kyouikushien/hojyokinn.html

  • 葛飾区/葛飾区フリースクール等利用者支援事業助成金について

https://www.city.katsushika.lg.jp/kosodate/1000057/1002475/1036500.html


まずは見学に来てみませんか?

「うちの子にも合うかな?」
「どんな雰囲気なんだろう?」

そんな方は、ぜひお気軽に見学に来てみてください

親の方のみでも、お子さんと一緒に来ていただいても大丈夫ですよ。

居場所の空気感や、通っている子どもたちの様子、そしてスタッフの関わり方などを、ぜひご自身の目で確かめてみてください。


子どもにも、親にも「安心できる場所」が必要です

不登校は、誰のせいでもありません。
でも、社会の仕組みがまだ追いついていない中で、親も子も、とても苦しい立場に置かれてしまうことが多いです。

だからこそ、子どもには「安心できる居場所」を、
そして親には「安心して働ける環境」**を。

フリースクールと補助金制度は、その一歩を後押しする存在になれるかもしれません。


🌱 不登校に悩む保護者のための連続講座、開催します!

もし「自分だけが悩んでいるのでは…」と思っていたら、ぜひ気軽に参加してみてください。
実は同じような経験をしているご家庭がたくさんあり、共感しあえる時間になるはずです。

🔸 第1回「小学生で不登校、どうしたらいいの?」(2025年5月24日)

自身も不登校経験者でありながら、ジャーナリストとして様々な当事者の声を聴いてきた石井しこうさんをお呼びしてお話をききます。

不登校について一緒に考えてみませんか?

日時:2025年5月24日(土)13:00~15:00  

場所:初石公民館 ホール 

参加費:500円

申込フォーム:https://forms.gle/JJhDwQL4CFcVioya7

ご希望の方にはフリースクールの見学もご案内します。
お子さんにとっての「居場所」がどんな雰囲気なのか、実際に体感していただけます。


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毎週火曜・金曜にオープンデイを行っています。

見学・相談をご希望の方は、お気軽にご連絡ください。

TEL 04-7196-6046

(月~金 10:00~17:00)

MEIL info@fsnagareyama.org

HPのお問い合わせフォームからもどうぞ。